第2回千葉県コンプライアンス委員会の概要
1.日時
平成22年3月12日(金曜日)15時30分から18時00分
2.場所
県庁本庁舎5階特別会議室
3.出席者
【委員】真田会長、永吉委員、若狭委員、若松委員
【県】小宮総務部長、川島総務部次長、佐藤行政改革監
4.議題
(1)コンプライアンス基本指針(案)及び推進計画(案)について
【資料1】千葉県コンプライアンス基本指針(案)(PDF:57KB)
【資料2】千葉県コンプライアンス推進計画(平成22年度)(案)(PDF:76KB)
(2)内部通報事案等への対応について(※非公開)
5.議事概要
(1)コンプライアンス基本指針(案)及び推進計画(案)について
- 資料1及び2に基づき、事務局から概要説明。
- 委員からの意見等
- 基本指針(案)7ページ「県民の疑惑を招く行為の禁止」の部分だが、これについて、特にマニュアルなりチェックリストを作るという考えはないという理解で良いか。
→【事務局】「7つの行動規範」は全てそうなのだが、基本指針の中で言い尽くしている当たり前のことであり、マニュアルを作るということよりは、「7つの行動規範」といったものをどう周知していくかということの中で、職員が常に気付きをするという工夫をしていく方が実効性があると考えている。
- 基本指針を絵に描いた餅にしないために、研修制度の徹底ということが当然必要になってくる。印象に残る一言で人間というのは変わることがある。研修制度で、経験豊かな講師を招けば、相当効果があると思う。
- 県職員は、県民からは、高い倫理意識を持つべき職業と見られており、倫理研修は充実させるべき。その意味で、推進計画(案)8ページにおいて、新採職員研修のコンプライアンス研修が1時間となっているが、研修時間を拡大し、倫理研修を新採職員研修のメインにするという位の覚悟はあってもいいのではないか。
→【事務局】新採職員研修については、研修項目が多いため、コンプライアンス研修は1時間を予定していたが、いただいた御意見を参考に検討させていただきたい。
- 企業と県とは違う部分もあると思うが、最近の企業のコンプライアンスで一番の問題点は何かと言うと、隠蔽と見て見ぬふりをするということである。それは、利益を追求する企業としては本能的なことであり、ほとんどの今の不祥事というのは、そこに行き着くことが多い。コンプライアンスを表面的に理解するのは簡単だが、本当にそれを実現できるかというのは、企業の場合は、まさに企業の本能に背くようなことをしなければいけないということなので、口で言うほど簡単ではなく、かなり難しい。
それを踏まえて、県の場合について言うと、隠蔽とか見て見ぬふりをするということが、やはり結構大きな問題点としてあると思う。職員にとってみると、全部自分の人事に関わる問題でもあるわけなので、これを明らかにすると自分の責任が追及されるとか、自分の職責が問われるとかということだとすると、切羽詰ったところでは、どうしても、これはやはりなかったことにしようとか、見て見ぬふりをしようという気持ちになると思う。これはある意味、人間心理としては当たり前だと言えば当たり前なところである。だからこそすごく難しい。
そういう難しさというのが、本当に理解されないといけないので、今後コンプライアンスをやろうとした場合には、隠蔽だとか見て見ぬふりをするというのは一切許さないということを、基本指針に入れることが必要だと感じる。
(2)内部通報事案等への対応について(※非公開)
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