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更新日:平成30(2018)年6月19日
ページ番号:353818
発表日:平成30年6月18日
千葉県県土整備部技術管理課
土木積算システムのプログラムミスにより、平成30年6月1日に山武土木事務所で契約した舗装道路修繕工事において、予定価格と最低制限価格が過小となっていたことが判明し、適正な予定価格で入札を実施した場合、落札者は別の事業者となった可能性がありました。
契約した相手方には謝罪及び事情の説明を行い、6月6日に契約の解除手続をしました。ご迷惑をおかけした関係者の方々、県民の皆様の信頼を損なうような事案であったことから、心からお詫び申し上げます。
今後、このようなことが起こらないよう、再発防止に努めてまいります。
工事名県単舗装道路修繕工事(埴谷外・舗装工)
箇所名山武市埴谷外
予定価格10,940,000円(税抜き)
工期平成30年6月2日~平成30年10月9日
県土整備部で発注する設計金額1,000万円以上の工事については、請負契約を締結した後に工事積算内訳を公表しているところであり、6月1日に当該工事の設計書の閲覧を行った入札参加者の方から問い合わせがあり、不要な項目の記載が見つかったことから、県で積算内容を詳細に再確認したところ、6月5日に一般管理費の積算誤りが判明しました。
5月10日指名通知
5月29日開札
6月1日契約、工事積算内訳の公表
6月5日積算誤りの判明
6月6日契約解除
(1)積算誤りの概要
ア「施工箇所が点在する工事の積算」における一般管理費の算出にあたり、主たる工事箇所の補正係数を用いるところ、施工箇所ごとの補正係数を用いて算出していたので、予定価格が過小積算となっていました。
イ本来、当該工事では計上される必要のない、「架設工事原価」という項目が記載されていました。
(2)入札結果への影響
3(1)アの影響により、予定価格と最低制限価格※が過小となっていたことから、適正な予定価格で入札を行っていた場合、今回の落札者の応札額が最低制限価格を下回ることとなり、落札者は別の事業者となった可能性がありました。
※最低制限価格は予定価格から算定されているため、予定価格が変わった場合には最低制限価格も変わります。
なお、3(1)イ「架設工事原価」の表示については、予定価格の計算に反映されるものではなく、入札結果への影響はありませんでした。
6月5日に契約した相手方に対し謝罪及び事情の説明を行い、ご理解を頂いた上で6月6日に契約を解除しました。併せて、6月7日までに入札に参加した全ての事業者の方々に対し、謝罪及び事情の説明を行い、ご理解を頂きました。
なお、当該工事については、設計内容を見直して改めて入札を行う予定です。
また、この土木積算システムを使用している県土整備部及び他部局において、今回と同様な工事の積算について再確認したところ、同様な事例はありませんでした。
予定価格の算出にあたり、富士通リース株式会社の土木積算システムを使用しており、このシステム内にプログラムのミスがあったことによるものです。
このシステムは、平成29年9月に契約を締結した富士通リース株式会社が設計及び開発を行い、平成30年3月から使用しているところです。
また、県においてもシステム導入時のチェックが不十分であったことから、積算誤りを未然に見つけることができませんでした。
(1)今回指摘された土木積算システム内のプログラムを早急に修復させるとともに、システムの信頼性を確認したところです。
(2)富士通リース株式会社に対し、プログラムの総点検、現行のチェック体制の見直し、更なる強化を求めました。
(3)県としても、システムの改定時の誤りを防ぐため、県のチェック体制を見直し、適切なシステム運用に努めてまいります。
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