千葉県流域下水道事業経営戦略について

発表日：令和7年3月28日

県土整備部下水道課

千葉県では、生活環境の向上とともに広域的な水質保全の取組みとして、印旛沼・手賀沼・江戸川左岸の3流域下水道の整備を推進しています。令和2年4月からの流域下水道事業の公営企業会計への移行とともに、計画的かつ合理的な事業経営を行うため、「千葉県流域下水道事業経営戦略」を策定しました。
このたび、策定から約5年が経過したことから、令和6年度に見直しを行いました。

「千葉県流域下水道事業経営戦略」の概要

策定の趣旨

下水道事業では、限られた財源の中で、下水道の未普及人口の解消をはじめ、施設の老朽化、大規模災害への備えなど、様々な課題を解決しなければなりません。
千葉県では流域下水道事業を安定して持続していくため、計画的かつ合理的な事業経営を行うとともに、経営基盤の強化と財政マネジメントの向上を目的として、「千葉県流域下水道事業経営戦略」策定しました。
このたび、策定から約5年が経過したことから、令和6年度に見直しを行いました。

計画期間

令和7年度～令和16年度（10年間）

経営方針

快適で良好な生活環境・水環境の創造

未普及対策を推進させるなど「快適で良好な生活環境・水環境の創造」を目指します。

安全で安心なまちづくり

近年の大規模災害発生リスクの増大などの現状を踏まえ、地震対策を推進するなど「安全で安心なまちづくり」を目指します。

安定した経営基盤の確立

公営企業会計であることを踏まえ、より適切な資産管理と収支均衡した「安定した経営基盤の確立」を目指します。

主要施策

快適で良好な生活環境・水環境の創造

（1）未普及対策
（2）高度処理の推進
（3）下水道資源の有効利用
（4）処理場用地の有効利用
（5）創エネの推進
（6）温室効果ガス排出量の削減

安全で安心なまちづくり

（1）計画的な改築更新・修繕
（2）地震対策の推進
（3）浸水対策の推進
（4）BCPの推進

安定した経営基盤の確立

（1）財源確保の取組
（2）広域化・共同化の推進
（3）民間活力の活用
（4）職員の技術力の向上
（5）他団体との連携と下水道公社のさらなる活用
（6）雨天時浸入水の削減
（7）コスト縮減
（8）DXの推進

財政収支計画

建設改良費等

3流域全体で10年間に約997億円を計上。

投資額については、年間約97～105億円を計上。

維持管理費

3流域全体で10年間に約2,727億円を計上。

そのうち、施設の修繕については、年間約44～59億円を計上。

資料のダウンロード

本文（全文）

千葉県流域下水道事業経営戦略（令和7年3月）【本文】（PDF：5,732.7KB）
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概要版

千葉県流域下水道事業経営戦略【概要版】（PDF：927.7KB）