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更新日:令和4(2022)年2月9日
ページ番号:7938
堆肥の生産者である畜産農家は堆肥の成分特性を把握し、安定した品質の堆肥を生産・供給する必要があります。しかし、堆肥の成分分析結果を一見して、成分特性を把握することは容易ではありません。一方、利用者である耕種農家は、堆肥中の肥料成分を考慮して適正量を施用する必要があります。すなわち、家畜ふん堆肥は各種の肥料成分を多く含んでおり、堆肥中の肥料成分を考慮しないで施用し続けると、土壌の養分がしだいに富化して、農産物の品質・収量の低下や地下水の硝酸汚染の原因となる恐れがあります。しかし、堆肥の施用量の算出は非常に煩雑です。
そこで、家畜ふん堆肥の品質の安定と適正施用を図るため、堆肥の成分特性を図表化して示し、また、肥料的効果を考慮した施用量が簡単に算出できるシステムが、「家畜ふん堆肥利用促進ナビゲーションシステム(堆肥ナビ)」です。
このシステムはパソコンの表計算ソフトMicrosoftExcel上で稼働し、「家畜ふん堆肥の成分特性比較テーブル(堆肥ナビ成分特性比較テーブル)」と「家畜ふん堆肥による基肥代替計算テーブル(堆肥ナビ基肥代替計算テーブル)」の二つのスプレッドシートで構成されています。
「堆肥ナビ成分特性比較テーブル」は、個々の堆肥の成分特性の把握を容易にするため、その成分含有率等を堆肥の種類ごとの平均値と比較して、その結果を図表化して示します。「堆肥ナビ成分特性比較テーブル」の作成に当たり、以下の条件を設定しました。
「堆肥ナビ基肥代替計算テーブル」によれば、堆肥の施用量と不足分を補う化学肥料の量を簡単に求めることができます。「堆肥ナビ基肥代替計算テーブル」の作成に当たり、以下の条件を設定しました。
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