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更新日:令和7(2025)年12月15日
ページ番号:820392
発表日:令和7年12月15日
東部家畜保健衛生所
全国の家畜保健衛生所の成果を発表する全国家畜保健衛生業績発表会において、東部家畜保健衛生所の高病原性鳥インフルエンザ(以下、「HPAI」という。)対策への取組が評価され、最高位賞である「農林水産大臣賞」を受賞しました。
(1)演題名
養鶏場密集地域を中心とした高病原性鳥インフルエンザ対策へのドローンの活用
(2)発表者
東部家畜保健衛生所 蒲生 汐理(がもう しおり)主任技師

千葉県家畜保健衛生業績発表会での発表
(3)内容
以下の内容を第66回全国家畜保健衛生業績発表会で発表したところ、養鶏農家の防疫意識の向上に寄与する取組として、高く評価されました。
・東部家畜保健衛生所管内の県北東部は、養鶏が盛んであり、カモなど水鳥も多く飛来することから、HPAIの発生リスクが高い地域です。
・東部家畜保健衛生所では、HPAIの発生予防対策の一環として、令和6年度から無人航空機ドローンを用いて、鶏舎の屋根部分など、目が届きにくい場所を撮影し、破損の有無や野鳥の痕跡などHPAIの侵入リスクにつながる事象について、その場で農場主と映像で確認しています。
・この取組を通じ、破損個所の修繕やネットの設置など、野鳥侵入防止対策の強化を促し、養鶏農家に対する指導に役立てています。

ドローン

農場でのドローン操作
・ドローンを鶏舎管理に応用して、人では確認できないような場所も点検し、 鶏舎の屋根や防鳥ネットの破損などの不備な点を確認した。
・ドローンの画像を畜主に見せながら説明することにより、畜主の防疫意識の向上につなげている。
・第66回全国家畜保健衛生業績発表会について・東部家畜保健衛生所の取り組みを全国にも展開してもらいたい。
(1)目的
家畜保健衛生所の日常業務や調査研究における業績を発表・討議し、家畜衛生技術や対策の向上を図るとともに、畜産全体の振興に貢献すること。
(2)主催
農林水産省
(3)実施日
令和7年9月11日木曜日、9月12日金曜日
(4)場所
銀座ブロッサム中央会館
(5)発表内容
家畜保健衛生所の事業、調査等における業績とし、次の2部に区分する。
第1部 家畜保健衛生所の運営及び家畜保健衛生の企画推進に関する業務
第2部 家畜保健衛生所及び病性鑑定施設における家畜の保健衛生に関する試験及び調査成績
参考1:今年度の実施結果
第1部 発表演題:21演題
受賞演題数:農林水産大臣賞 1題(千葉県)
消費安全局長賞 11題
全国家畜衛生協賛会会長賞 1題
第2部 発表演題:27演題
受賞演題数:農林水産大臣賞 1題(島根県)
消費安全局長賞 11題
全国家畜衛生協賛会会長賞 1題
参考2:過去の本県の農林水産大臣賞受賞状況
年度:平成13年度
演題名:「牛海綿状脳症(BSE)サーベイランス事業におけるBSE患畜の摘発」
所属:中央家畜保健衛生所(現:西部家畜保健衛生所)
令和7年10月末に農林水産省から賞状が送付され、11月19日に農林水産部長へ受賞の報告を行いました。

(左)高橋農林水産部長、(右)蒲生主任技師
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