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ホーム > くらし・福祉・健康 > 健康・医療 > 県立病院・県内医療機関 > 千葉県病院局 > 県立病院の構想・計画 > 県立病院将来構想検討会 > 第6回県立病院将来構想検討会開催結果概要
更新日:令和5(2023)年4月30日
ページ番号:336636
病院局経営管理課
電話:043-223-3966
平成20年11月25日(火曜日)午後5時30分から
ペリエ千葉5階「蓬莱」
島崎委員、川村委員、鈴木委員、新井委員、谷田部委員、志賀委員、宮坂委員
(順不同)
傍聴者15名、報道関係者6名
ア:病院局長あいさつ
ア:報告書(案)について
ア:報告書(案)について
(ア)県説明<説明資料>(PDF:67KB)<報告書(案)>(PDF:80KB)
《説明資料及び報告書(案)により説明》
(イ)主な意見及び質疑応答
委員から意見・質疑はなく、報告書について案のとおり了承された。
ア委員からの主な意見
今回のこの検討については、4年前の経過を受けて、特に専門病院群についての検討は深められてきたと思っている。地域の立場で意見等も申し上げてきたが、保健医療計画については、ここで論じることが出来ない状況の中で、この報告書は出来上がっているということである。
医療法の中で、国並びに県の果たすべき役割というのは書き込まれているから、今後の状況の推移によって、場合によっては保健医療計画の見直しも含め、実情に合った医療の在り方というのを、改めてお願いする機会を是非お願いしたい。
全体の感想としては、非常に厳しい状況なので、収益の面を大事にされてきたことは分かるが、東金病院のような地域に本当に必要な病院に関しては、慎重に県の支援をお願いしていきたいと思う。
東金病院、佐原病院といった、中核病院として地域の信頼を集めていながら、なかなか思うようにならない。しかも5年も経ってしまっているにもかかわらず、医師が集まりにくい状況の中で、本当に孤軍奮闘されている、こういった所に光を当てていただきたいと思う。
老朽化したがんセンター、救急医療センター、精神科医療センターの施設を、きちんと拡充したり整備することが一番だと思うので、早急にという文言が入っているが、整備を急いでいただきたいと思う。それから、佐原病院、循環器病センター、東金病院の地域医療が非常に困窮している状況なので、これについても県が、どうしたら最もいい方向になるのかということの中心的役割を担って、調整していただきたい。医療をきちんと整備するのは、一つは施設の整備があるが、連携が非常に千葉県の場合は弱いように思う。専門病院も含めて、千葉大学等との連携を、もう少ししっかりとやっていっていただきたい。医療が成立するのは、医師の確保が一番重要な点だが、ここが弱いのではないか。将来構想の中には入ってこない問題かもしれないが、県として、医師の確保を抜本的に考えていかないと、いくら立派な建物ができても医師がいないとどうしようもないし、魅力ある運営がなされないと医師は集まってこないと思う。そういう意味で、大学病院との連携も含めて、循環のシステムもあるが、これをきちんと機能できるように、県が調整役を担っていただければと思う。
循環器病センターは、元々は地域医療、心疾患と脳血管障害だけではなく、全体をやっていたと思うが、医師がいなくなったからやめた、という形になってしまっている。あの辺りの地域の人のことを考えると、もう一度そういう努力はしてもいいのではないかと思う。経営的なことを考えても、どちらがいいのか考えれば、県立病院として地域医療を大事にしていただければと思う。
この後、公立病院の改革プランの策定、その後にそれをどう実施していくかということは、なかなか大きな課題だと思う。
例えば、一般会計繰入にしても、個別病院の機能その他にしても、あるいは黒字体質に変わっていけるかどうかという、フィーズビリティーの問題にしても、一つ一つここで詰めていったわけではないので、この後が大変である。その後も絶えずフォローアップしていかなければならないので、英知を集めて頑張っていただきたい。
二つ目は、今回の検討会が始まった直接の契機は、総合医療センター構想はどうするかという問題だった。その経緯等について、詳らかに知っているわけではないが、ものを決めるときに皆が納得して積み上げていかないと、作ったのはいいが、皆が首を傾げるというのはまずいと思う。
三番目は、最後の「おわりに」にも書いてあるし、その前の組織のところにも出てくるが、医療をめぐる変化は非常に激しいというのは言うまでもないが、その中で柔軟かつ機動的に対応していかなければいけない。一般の企業経営もそうかもしれないが、医療の場合には、例えば国の診療報酬の問題、あるいは医師不足の対応にしても、様々な政策的な変化が、良くも悪くもめまぐるしく変わっているので、そういう中で機動的に対応するような体制を考えていかなければいけないと強く思う。
併せて、千葉県に限らず、他の県でもあるかもしれないが、知事部局と病院の事業局、企画をする所とそれを実行する所という切り分けの下で、例えば、一旦決めたものは梃子でも動かないというと大袈裟かもしれないが、色々な検討をしていく、そのうえで是正していくべきところがあれば言っていくということではないと、このような環境の中で千葉県民の期待にも十分応えられないし、病院そのものがうまく変わっていかないと思っている。
以上
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