Wanted doctor at Chiba prefectural hospital
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更新日:令和5(2023)年10月12日
日本小児神経学会の認定する「小児神経専門医」はおもに小児期に発症する神経疾患・筋疾患の診療を専門におこなう能力をみとめられたサブスペシャルティ専門医です。千葉県こども病院は小児神経専門医研修施設としての認定を受けているだけでなく、多種多彩な小児の神経疾患の診療を多数おこなっており、小児の神経疾患スペシャリストとしての研修に適しています。
急性脳炎・脳症、てんかん、重症筋無力症や筋ジストロフィーなど神経筋疾患、重症心身障害児の急性疾患など、日々多くの患者様の診療を行っております。最近では、脊髄性筋萎縮症に対する最新治療も行っており、治療可能な疾患の早期診断・早期治療を心がけています。また、急性脳症や辺縁系脳炎など、臨床研究も行っております。当院の研修のみで小児神経専門医の取得が可能ですが、研修期間は相談に応じます。見学は随時可能です。
これまで対症療法しか存在しなかった神経筋疾患に対する遺伝子治療薬が近年発売されました.千葉県こども病院では,これまで多くの脊髄性筋萎縮症の患者様に対し遺伝子治療を行い,豊富な経験をシンポジウムなどで全国講演しています。
重症筋無力症・ギランバレー症候群など免疫性神経疾患の診断・治療
小児重症筋無力症の当科での症例数は多く、診断・治療と並行して臨床研究もおこなっています。筋疾患については、非侵襲的な検査から原因検索開始し、必要に応じて筋生検も行っております。診断確定後も理学療法や呼吸器の導入なども行っています。
副腎白質ジストロフィーなどの、脳の代謝・変性疾患の診断・加療
稀な疾患が多く診断に特殊な検査が必要な場合もあり、まずは神経学的所見から病態や障害部位を推定し、迅速かつ適切な診断・治療を心掛けています。
発達のおくれ・脳麻痺などの原因検索
言葉の遅れ、運動面の遅れ、発達障害に関しては、原因が不明の場合には当科にて検索や診断を行い、その後は療育センターなどをご紹介し早期療育を支援しています。
その他
これ以外にも、脳、神経、筋に原因があると思われる場合には幅広く診療を行っています。
けいれん重積で発症する急性脳症は重篤な後遺症を残すことが多い疾患ですが、これまでに確立された治療法はありません。当院ではビタミンカクテル薬を早期に投与することで良好な成績を上げ、その成果は国際的な学術誌にアクセプトされています。現在判明しつつある病態に即した治療であり、この業績は関連する学会や研究会などで多く取り上げられつつあります。その他にも査読のある学術論文を多くの国際・国内雑誌に発表しています。
日本小児神経学会の研修認定施設であり、専門医の取得が当院のみの研修で可能です。症例数がたいへん多く、十分な臨床経験を積むことができます。また、学会発表や論文作成の指導も積極的に行っています。現在は5名体制で診療を行っており、そのうち2名は小児神経専門医であり、他の3名は小児神経専門医取得のための研修中です。外来、病棟とも担当医として活躍し、定期的なカンファレンスや随時相談をしながら、症例の共有・方針決定を行っています。また、千葉県内の小児神経科医と定期的にWebカンファレンスも行っており、常に最先端の医療を行うように心がけています。
仕事を効率的に分担し時間外労働の減少を行っています。科内の医師間コミュニケーションは大変良好で、日々のカンファレンスを通じ全員でより良い医療、ミスのない医療を心がけています。
小児神経専門医(日本小児神経学会)
青山弘美(千葉県こども病院神経科主任医長)
043-292-2111(代)
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