ここから本文です。

報道発表案件

更新日:令和6(2024)年9月6日

ページ番号:695850

千葉県病院局

令和5年度病院事業会計の決算見込み

発表日:令和6年9月6日
更新日:令和6年9月6日
病院局経営管理課

お知らせ

  • 令和6年9月6日17時40分 費用合計金額に誤りがあったため、更新しました。
 収益合計は559億3千万円、費用合計は595億7千万円で、純損失は前年度から30億7千万円増加し、36億4千万円となり、10年連続の赤字決算となりました。
 引き続き厳しい状況にはありますが、令和3年度に策定した「千葉県立病院改革プラン」に基づき、収益確保や経費削減など経営改善に取り組んでいるところであり、今後も県民の皆さまに安心していただける、よりよい医療を継続して提供できるよう収支の改善に努めてまいります。

1.決算見込みの概要

 令和5年度の収入は、新型コロナウイルス感染症の感染症法上の位置づけが5類に移行したことを受けて入院患者数が増加し、入院収益がこども病院以外の4病院で、また、外来収益が総合救急災害医療センターと佐原病院以外の3病院で伸びたことから、医業収益が22億4,589万円増加しました。一方、新型コロナウイルス感染症対策等の国庫補助金が33億1,635万円減少したことなどから、医業外収益が38億1,343万円減少しました。また、救急医療センター及び精神科医療センターの閉院に伴う長期前受金の戻入などにより、特別利益が10億9,708万円増加しました。これらにより、収益合計は前年度に比べ4億7,046万円減の559億3,174万円となりました。
 支出は、材料費及び経費などの増により、医業費用が2億7,114万円増加し、また、雑損失の増などにより、医業外費用が4億1,764万円増加したことや、救急・精神の2病院の閉院に伴う減損損失などによる特別損失が19億1,298万円増加したことから、費用合計は前年度に比べ26億176万円増の595億7,007万円となりました。
 この結果、医業収支は前年度に比べ19億7,475万円改善し、△159億8,037万円となったものの、経常収支が前年度に比べ22億5,632万円悪化し、△28億1,223万円となりました。また、特別損益が△8億2,610万円となったことから、当期の純損失は、36億3,833万円と10年連続の赤字決算となりました。

2.収支の前年度比較表

(単位:千円)

区分

令和5年度

令和4年度

増減幅

増減率(%)

医業収益A

38,056,049

35,810,155

2,245,894

6.3

医業外収益B

16,763,239

20,576,572

△3,813,433

△18.5

特別利益C

1,112,452

15,373

1,097,079

7,136.4

収益計(1)(A+B+C)

55,931,740

56,402,200

△470,460

△0.8

医業費用D

54,036,422

53,765,283

271,139

0.5

医業外費用E

3,595,096

3,177,454

417,642

13.1

特別損失F

1,938,552

25,574

1,912,978

7,480.2

費用計(2)(D+E+F)

59,570,070

56,968,311

2,601,759

4.6

経常収益(A+B)-(D+E)

△2,812,230

△555,910

△2,256,320

-

純利益(損失)(1)-(2)

△3,638,330

△566,111

△3,072,219

-

 

純損益の推移

純損益の推移画像

純損益の推移(PNG:34KB)

 

病院別損益の前年度比較(単位:百万円)

 病院別損益の前年度比較画像

病院別損益の前年度比較(PNG:76.8KB)

  • がんセンターは、入院患者数の増加や高額薬品の使用実績の増加などにより医業収益が増加(+1,044百万円(14,234百万円→15,278百万円))したため、新型コロナウイルス感染症対策等の国庫補助金の減少(△160百万円)などによる医業外収益の減少(△504百万円(6,502百万円→5,998百万円))及び材料費の増加などによる医業費用の増加(+342百万円(20,284百万円→20,626百万円))を賄い、純損失は減少した。
  • 総合救急災害医療センターは、診療単価が上昇したことなどにより医業収益は増加(+288百万円(4,580百万円→4,868百万円))したものの、新型コロナウイルス感染症対策等の国庫補助金の減少(△1,263百万円)などにより医業外収益が減少(△1,299百万円(4,569百万円→3,269百万円))し、純損失を計上(△160百万円)した。
  • こども病院は、高額薬品の使用実績の増加などにより医業収益が増加(+665百万円(8,268百万円→8,933百万円))したものの、新型コロナウイルス感染症対策等の国庫補助金の減少(△425百万円)による医業外収益の減少(△536百万円(3,942百万円→3,407百万円))や、材料費の増加などにより医業費用が増加(+148百万円(11,639百万円→11,787百万円))したため、純損失が増加した。
  • 循環器病センターは、医業収益は増加(+230百万円(5,691百万円→5,920百万円))したものの、新型コロナウイルス感染症対策等の国庫補助金の減少(△827百万円)などにより医業外収益が減少(△870百万円)したため、純損失を計上(△478百万円)した。
  • 佐原病院は、入院患者数が増加したことにより医業収益が増加(+20百万円(3,036百万円→3,056百万円)したものの、新型コロナウイルス感染症対策等の国庫補助金の減少(△677百万円)により医業外収益が減少(△656百万円(1,681百万円→1,025百万円))したため、純損失が増加した。

3.PDF版

令和5年度千葉県病院事業会計決算見込み(PDF:133.3KB)

お問い合わせ

所属課室:病院局経営管理課財務室

電話番号:043-223-3964

ファックス番号:043-225-9330

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?