県立美術館 開館50周年記念 コレクション展1「50年の歩み」
発表日:令和6年5月24日
県立美術館
県立美術館(千葉市)では、昭和49年の開館から50周年を迎える本年、開館当初から続く作品収集の歩みを振り返るコレクション展1「50年の歩み」を開催します。
初年度135点から始まった作品収集は、浅井忠(あさいちゅう)をはじめとする県ゆかりの作品や、国内トップクラスを誇る金工作品など、時代とともに充実を重ね、令和6年3月には2800点余まで成長しました。また、日本画・洋画・彫刻・工芸・書・版画の6部門に加えて、空間全体を作品とする現代美術の手法「インスタレーション」部門を新設するなど、多様化するアートにも対応してきました。
本展では、当館コレクションの代表的な作品約70点を収蔵年代ごとに紹介し、今後50年の活動を見据えながら、コレクション形成の歩みを振り返ります。
開催期間
令和6(2024)年5月28日 (火曜日)
から令和6(2024)年6月30日 (日曜日)
休館日:月曜日
開館時間:午前9時から午後4時30分(入場は午後4時まで)
開催場所
名称 |
千葉県立美術館 |
住所 |
千葉県千葉市中央区中央港1-10-1 |
電話 |
043-242-8311 |
ホームページ |
県立美術館ホームページ |
内容
展示概要
東山魁夷(ひがしやまかいい)《門》
昭和27(1952)年
昭和49年度収蔵作品
椿貞雄(つばきさだお)《鋸山から見た房総半島》
昭和23(1948)年
昭和49年度収蔵作品
膨大なコレクションの代表作を収蔵年順に紹介
開館初年度から令和5年度までの収蔵作品を、収蔵年順に並べてご紹介する本展では、テーマに沿って作品を紹介する展覧会とは一味違う鑑賞体験をお楽しみいただけます。
制作年代・技法・主題の異なる作品同士の思わぬ出会いから、新しい発見が生まれます。
当館が誇るコレクションの特色をわかりやすく紹介
本展では、「房総の美術家シリーズ」や「浅井忠」、「水彩画と工芸」など、当館ならではの特色を伝えるコーナーを設けています。
特に、近代日本を代表する優れた水彩画や、北詰(きたづめ)コレクションの寄贈により一層充実した400点を超える金工作品の収蔵作品数は、国内トップクラスに入ります。
津田信夫(つだしのぶ)《青鸞献寿(せいらんけんじゅ)》
昭和16(1941)年
平成28年度収蔵作品
多様化に向かうコレクション
当館コレクションは絵画や彫刻だけでなく工芸や書、インスタレーションなど、さまざまな美のかたちを皆さまに伝えています。
また、古い時代の作品から、現代で活躍するアーティストの作品まで、幅広い価値観のもとに生まれた「アート」を収集することで、多くの方の心に響くコレクション形成を目指しています。
小川瓦木(おがわがぼく)《侃(かん)のイメージ》
昭和38(1963)年
平成4年度収蔵作品
ロッカクアヤコ《Untitled》
令和2(2020)年(c)Ayako Rokkaku
令和5年度収蔵作品
対話型鑑賞の開催について
学芸員と一緒に展示作品を鑑賞しながら、参加者同士で感じたことを対話し、共有することで、美術作品の鑑賞の楽しさを拡げます。県立美術館のコレクションを対象として実施しているもので、今年度は年4回実施する予定です。
日時 6月1日(土曜日)11時から12時、13時30分から14時30分
会場 県立美術館 展覧会場
定員 各回10名(5歳以上対象・当日先着順)
料金 無料(別途展覧会入場料が必要です)
開館50周年記念 今後の展覧会について
県立美術館では、今年、昭和49(1974)年の開館から50周年を迎えることを記念してさまざまな展覧会・イベントを実施します。
- 令和6年7月13日から9月8日 特別展「PROJECT UMINOUE『五十嵐靖晃 海風』」
- 令和6年9月15日から10月8日 第48回 千葉県移動美術館(多古町コミュニティプラザ)
- 令和6年9月28日から10月6日、10月10日から10月20日 第73回 県展
- 令和6年10月30日から令和7年1月19日 特別展「浅井忠、あちこちに行く-むすばれる人、つながる時代-」
- 令和7年1月28日から3月30日 コレクション展2「千葉県立美術館100選」
費用
入場料:一般300円、高校・大学生150円
※中学生以下、65歳以上、障害者手帳等をお持ちの方とその介護者1人無料
※6月15日(土曜日)県民の日はどなたでも無料
報道発表用記事