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東京2020オリンピック・パラリンピック > 千葉県内で開催された競技・会場 > サーフィン|オリンピック競技
更新日:令和5(2023)年5月12日
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(c)Tokyo2020 |
サーフィンは古代ポリネシア人によって始められ、ハワイで育った海のスポーツです。
この競技を広めたのはストックホルム1912大会とアントワープ1920大会の水泳で金メダルを獲得したハワイ出身のデューク・カハナモク(アメリカ)で、近代サーフィンの父と呼ばれています。
現在、世界のサーフィン人口は3500万人を超えると言われるほどの人気スポーツです。
東京オリンピックで初めて正式競技に採用されることもあり日本でも注目され、競技人口が増えてきています。
サーフボードには、長さ9フィート(約2・7メートル)以上のロングボードと長さ6フィート(約1・8メートル)前後でボードの先端がとがっているショートボードといった種類があります。
東京2020大会では、細かいターンやダイナミックな技を可能にするショートボードで競技が行われ、男女各20人が出場します。
東京2020大会では、4人ずつで競技を行い、2人が勝ち抜けるという4メンヒートという方法で競技が行われます。
1ヒート(試合)20~25分の間に、選手は、1人10~12本程度波に乗り、そのうち点数が高かった2本の合計点で順位を競います。
採点は、1本のライディングを、複数人のジャッジが、繰り出した技の種類や難易度、オリジナリティに加え、全体のダイナミックさやスピードなどを総合的に判断して行います。
選手は、時間内にできるだけ多くいい波をつかみたいところですが、1つの波に乗れるのは1人だけというルールがあります。
「ピーク」と呼ばれる崩れる直前の波の頂上に最も近い選手だけがその波に乗る権利があり、これを「優先権」といいます。
優先権を持った選手の邪魔をすると減点の対象となる一方で、優先権があるにも関わらず波に乗らずにいたり、選んだ波に乗ろうとしてパドリング(サーフボードに腹ばいになり両手で水をかいて前進すること)を開始したものの途中で波に乗ることをやめたりすると優先権を失ってしまいます。
自然の海が競技会場のため、風の強さや向きの影響で波の状態は刻一刻と変わります。
刻々と変化する波を見極め、いかにいい波をつかむか、どのタイミングで波に乗るかがとても重要になります。
選手が繰り出すダイナミックな技や、波の上を滑るスピード感がサーフィンの魅力です。
他にも、波に乗らないふりをして乗ったり、パドリングを開始するふりをして実際はいかなかったりすることで、他の選手を翻弄するなど、選手同士のかけひきも見どころのひとつです。
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