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更新日:令和3(2021)年8月14日
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(c)Tokyo2020
シッティングバレーボールは障害のある選手を対象とし、お尻(臀部)を床につけた状態で競技するバレーボールです。
1956年、戦争で傷ついた兵士たちのリハビリを目的にオランダで考案され、世界に広まりました。
パラリンピックでは男子がアーネム1980大会から、女子はアテネ2004大会から正式競技となっています。
競技紹介動画「シッティングバレーボール」(東京2020組織委員会公式サイト)
障害の程度によって有利不利が出ないよう2つにクラス分けが行われ、それを踏まえてチームのメンバーを構成します。
1チーム12人で構成され、そのうち6人がコートの上で闘います。12人のうち障害の軽い選手は最大2名までと決まっていて、コートでプレーできるのは1人のみとされています。
試合は5セットのうち3セット先取したチームの勝利で、1セットは25点先取(第5セットは15点)のラリーポイント制で行われます。
最も重要なルールは、アタックやブロック、サーブなどのプレー中に臀部が床から離れると、ファウルになる点です。ただし、レシーブの時に短時間であればお尻が床から離れることが許されています。
選手はお尻を床に付けたまま、腕の力などでお尻を滑らせるようにしてコート内を移動します。オリンピックのバレーボールとは異なり、相手のサーブを直接ブロックやアタックなどで返球できます。
シッティングバレーボールは座位でプレーするため、コートは狭く、縦5メートル横6メートルの中、6人で試合を行います。ネットの高さは男子が1.15メートル、女子が1.05メートルとオリンピックのネット(男子2.43メートル、女子2.24メートル)よりも1メートル以上低く設定されていますが、ボールはオリンピックと同じものを使用します。
攻撃では相手のブロックをかわすため、コンビネーションプレーやフェイントなども多用されます。
また、シッティングバレーボールでは、サーブブロックが認められているので、より強く、コースを読まれないようなサーブの技術もポイントになります。
コートが狭く、ネットも低いため、選手同士の距離が近く、近距離からスパイクやサーブが打たれます。そのため、守備側はすばやく反応する必要があります。オリンピック同様に、守備を専門とするリベロも導入されています。
スピーディーでパワフルなラリーや、相手ブロックを翻弄する巧みな頭脳プレーなど、チーム一丸となって闘う姿はシッティングバレーボールの見どころの一つです。
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