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更新日:令和3(2021)年8月14日
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(c)Tokyo2020
パラリンピックのテコンドーは上肢に切断や機能障がいのある選手が対象で、障害者スポーツではあまりない、自身の身体能力だけで戦うフルコンタクトの競技です。この競技は、2005年に生まれた比較的新しいスポーツで、東京2020パラリンピックから正式競技となります。
蹴り技を特徴とする格闘技で、基本的なルールはオリンピックとほぼ同じです。
競技紹介動画「テコンドー」(東京2020組織委員会公式サイト)
パラリンピックのテコンドーは、上肢に障害のある選手を対象とするキョルギ(組手)と、知的障害選手対象のプムセ(型)の2種目があり、東京2020大会ではキョルギのみが実施されます。
使用するコート(八角形)や試合時間(2分×3ラウンド、インターバル1分)、装具はオリンピックと同じですが、パラリンピック特有のルールとして、頭部への蹴りは禁止で、胴体への3種類の蹴り技だけが有効です。
有効な蹴りは、通常の蹴りは2点、180度の回転が加わった後ろ蹴りは3点、後ろ蹴りから軸足を入れ替えて計360度の回転蹴りは4点です。
回転蹴りの回転度数によって点数を分けるというのはオリンピックにはなく、パラリンピックならではのルールです。
また、技の有効性の判定は、選手が胴部に装着した電子防具で行われ、正しい位置に正しい強さで蹴りが入るとポイントが加算される仕組みになっています。しっかり蹴らないと得点にならないため、強烈な蹴りを決めることが必要です。
そのほかに、競技エリアから片足が出た場合、相手をつかんで投げたり、突飛ばしたりした場合などは反則となり、相手に1点与えられます。反則の累積が10点を超えると、得点に関わらず相手の勝利となります。
選手それぞれに上肢障がいの状態が異なるので、体の使い方にも個性や工夫が見られます。選手は自身の特性だけでなく対戦相手の特性をも見極め、どう守り、どう攻めるか戦略を立てて戦います。
競技は男女それぞれ体重別に3階級あります。1階級内の体重差が大きく、例えば、男子-75kg級は61kgから75kgまでと14kgの幅があります。
一般に大柄の選手のほうが長い足を活かした攻めで有利ですが、戦術やガードも含めた体の動き方により小柄な選手が勝利を収めることもあり、体格差だけでは測れない勝敗の行方にも注目です。
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