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更新日:令和3(2021)年8月14日
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(c)Tokyo2020
ゴールボールは、視覚障害者によるチーム球技(1チーム3人)です。
この競技は、第二次世界大戦で視覚に障害を受けた軍人のリハビリテーションのプログラムとして考案されたのがきっかけで、1976年のトロント大会で正式競技となりました。
公平に競技を行うため、全員アイシェード(目隠し)を着用します。選手は静寂の中、音を頼りにボールの位置を捉えてプレイするので、観客には静かに試合を見守ることが求められます。
競技紹介動画「ゴールボール」(東京2020組織委員会公式サイト)
コートの広さはバレーボールと同じ(18メートルx9メートル)で、バスケットボールとほぼ同じ大きさの鈴の入ったボールを転がし、相手のゴール(幅9メートルx高さ1.3メートル)に入れて得点を競います。
コートはゴールラインから3メートルの「オリエンテーション・エリア」、オリエンテーション・エリア前方3メートルの「ランディング・エリア」、ランディング・エリアからセンターラインまでの「ニュートラル・エリア」と大きく3分割されています。
試合は、前・後半12分ハーフの計24分で行われ、同点で前後半を終了した場合はどちらかが得点した時点で勝敗が決まる「ゴールデンゴール方式」で延長戦(前・後半各3分)を行います。
延長戦でも決着がつかなかった場合は、1対1で投げ合うエクストラスローで決着をつけます。
コート内のラインには、テープの下に太さ3ミリ以下の紐が張られているため凹凸があり、選手はこの凹凸の感触を頼りに自分の位置を確認しています。
攻撃側は、「いかにボールのコースを察知されずにゴールするか」を考え、ディフェンスと駆け引きをします。投球したボールが「オリエンテーション・エリア」と「ランディング・エリア」の両方の床でバウンドしなければ反則となります。
反則を犯してしまうと相手チームにペナルティスローが与えられます。ペナルティスローでは、反則を犯してしまったチームがたった一人しか守備に入れないため、攻撃側にとっては得点のビッグチャンスです。
守備側は、鈴の音や相手選手の足音などからボールが転がってくるコースを読み、ゴールを3人で連携して守ります。
ボールをきっちり止める守備と他の選手が後方に回り込んでカバーするチームプレイも欠かせません。
また、守備側選手が最初にボールに触れた時点から10秒以内にセンターラインを越えるよう投げ返さねばならない「10(テン)セカンズ」というルールがあり、時間の管理も求められます。
選手はボールの鈴の音や足音など音を頼りにプレーするので、選手に声をかけることはできませんが、ブレイクやタイムアウト、選手交代をうまく活用して選手に戦略や情報を伝えるベンチワークも重要です。
日本は、2012年のロンドン大会で女子チームが金メダルを獲得しているので、東京2020パラリンピックでも期待が高まります。
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