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更新日:令和4(2022)年3月25日
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鮮やかな光の3原色に包まれ、そよぐ「菜の花」と響く鈴の音
千葉県の聖火フェスティバルで使用する点火棒は、県立市川工業高校インテリア科の生徒6人によるデザイン案の中から、石川楠桜(いしかわなお)さん=当時2年生=の「光輪」が採用された。
石川さんはパラリンピック聖火リレーのコンセプト「あなたは、きっと、誰かの光だ。」から「光」に着目。「光の3原色」は赤、青、緑でパラリンピックのシンボルマーク、スリーアギトスと同じ色だったことから、点火棒の3辺の色を赤、青、緑にした。
デザインは共生社会を意識し、3人が手をつないで輪になっているところをイメージした。また、側面に付けた県の花である「菜の花」をモチーフとした風車が回るなど、目で楽しめる工夫をする一方、視覚障害者のことを考え、手をつないだ3人の頭に見立てた鈴から音が鳴るようにした。
このデザインやアイデアが、千葉県が選考していたパラリンピックの聖火ランナー候補者や千葉リハビリテーションセンター(愛育園・更生園)の利用者、千葉県こども病院に入院している子どもたちへのアンケートでトップの支持を受けた。
石川さんは、このアイデアを具体的な形にするため、「光の3原色」をつなぐ中間色の色合いや鈴をきれいに響かせる工夫、風車がよく回る取り付け方など何度も専門家と話し合いを行った。
聖火フェスティバル当日はコロナ禍で参加できなかったが、「テレビで集火式を見て、私がデザインした点火棒が使われているのを見て感激しました。風車がうまく回るか心配したけれど、大丈夫だったと聞いてうれしかった」と話した。
さらに、「今回、パラリンピックについて調べることで、それまで障害のある方は大変だという思いだけでしたが、それ以上に一生懸命努力されていることが分かりました。将来は建築士になり、バリアフリーなど身の回りの空間を改善していくことで人の役に立ちたいです」と認識を新たに現在の思いを語った。
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