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~ 千葉県にオリンピック・パラリンピックがやってくる ~
東京2020オリンピック・パラリンピック > 東京2020大会千葉県開催記録誌/東京2020聖火リレー千葉県実施記録誌・記録映像 > 東京2020聖火リレー千葉県実施記録誌(テキスト版) > 第2章1 東京2020オリンピック聖火リレー概要~基本情報~
更新日:令和4(2022)年3月25日
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聖火は、平和、平等、融合、結束、友愛、統合、共有といった人類共通の理想を、見る者の心に呼び起こす。オリンピック聖火リレーは、大会の期待を高めるとともに、こういった理想のビジョンを伝える役割を果たし、オリンピックの精神および価値の純真かつ神聖なる形での表現と考えられており、聖火はオリンピック大会のすべてのシンボルの中でも最も神聖なるもの。
東京2020オリンピック聖火リレーで用いられる聖火は、ギリシャのオリンピアで太陽光から採火される。その後、オリンピック聖火はギリシャから日本国内に運ばれ、福島県をスタートし、121日間をかけて、全都道府県を巡る。
Hope Lights Our Way
希望の道を、つなごう。
支えあい、認めあい、高めあう心でつなぐ聖火の光が、新しい時代の日の出となり、人々に希望の道を照らし出します。
東京2020オリンピックの大会エンブレムをデザインの起点としている。大会エンブレムを構成する3つの四角形を聖火の炎と見たて、炎のダイナミックな動きを表現している。また、日本らしさを表現するデザインモチーフとして、「拭きぼかし」という浮世絵の技法を用いた。
色彩は日本の伝統色を用いている。エネルギッシュ、情熱的、愛情深い、行動力があるといったイメージのある「朱(しゅ)」に、大地を連想させる「黄土(おうど)」を組み合わせ、日本らしい祝祭感を醸し出す。
聖火ランナーとともに、日本の豊かな大地を駆け抜けていく聖火が、未来へと続く、「希望の道」を照らし出していく。
日本人に最もなじみ深い花である桜をモチーフとしている。
日本の伝統的なかたち「桜紋」を、新幹線等の製造にも使われている製造技術「アルミ押出成形」を用いて形作っている。継ぎ目のない、ひとつなぎのトーチ。
オリンピック聖火リレートーチの素材の一部には、東日本大震災の復興仮設住宅のアルミ建築廃材を再利用している。人々の生活を見守ってきた仮設住宅が、平和のシンボルとしてオリンピック聖火リレートーチに姿を変え、一歩ずつ復興に向けて進む被災地の姿を世界に伝える。
オリンピック聖火リレートーチは、聖火のかたちもデザインされている。花びらから生み出された5つの炎は、トーチの中央でひとつとなり、より大きな輝きで「希望の道」を照らす。聖火を灯す燃焼部には、聖火を保ち続けるために、火力の強い青い炎と火のない燃焼(触媒燃焼)の2つの燃焼により、聖火の赤い炎を支える仕組みが採用されている。
到着式や復興の火の展示、そして聖火リレーの出発式や各日の最後に行うセレブレーションといった、セレモニアルな場で使用される。トーチと同じ桜の花をモチーフにしたデザインとなっている。
ギリシャ・オリンピアで採火された聖火を大会開催国に運ぶため、また聖火リレーが行われる市区町村間の車両移動の際などに使用される。聖火の炎は、聖火リレーが行われていない間の移動時、炎が消えないよう、ランタンへ移される。
一人ひとりの聖火ランナーによって紡がれた1本の希望の道が、聖火によって照らされ、オリンピック本番へ向かっていく様を、胸の中央にあしらったエンブレムを起点に、大会ルックの市松模様を介して、背中のオリンピックシンボルにつなげることによって表現している。斜めがけのデザインは襷(たすき)がモチーフ。
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