千葉県Chiba Prefectural Government

~ 千葉県にオリンピック・パラリンピックがやってくる ~

更新日:令和4(2022)年3月25日

ページ番号:498622

ここから本文です。

第2部Ⅳ-1.機運醸成の取り組み

カウントダウンイベントによる機運醸成

 千葉県は、東京2020大会開催に向けて、県内の機運醸成や大会・競技への理解促進を図ることを目的に、東京2020組織委員会、千葉市、一宮町、県経済団体等と連携して、節目ごとにカウントダウンイベント等を実施した。

ALL CHIBAで盛り上がろう!~みんなのTokyo 2020 3 Years to Go!~(開催3年前イベント)

 2017(平成29)年には、大会の開催期間に当たる7月24日から9月6日までを「オリンピック・パラリンピック機運醸成期間」と位置づけて開催3年前を記念したイベント「ALL CHIBAで盛り上がろう!~みんなのTokyo 2020 3 Years to Go!~」を開催した。

 7月24日、ワールドビジネスガーデンにおいて、森田健作千葉県知事、熊谷俊人千葉市長出席のもとオリンピックのカウントダウンカレンダーの除幕式、アスリートや期待の若手選手によるトークイベントなどを開催。また、本イベントに先立って東京2020組織委員会等の主催で、「東京2020オリンピック・パラリンピックフラッグツアーフラッグ歓迎イベント」が行われ、フラッグツアーアンバサダーの廣瀨隆喜選手(2016年リオデジャネイロパラリンピックボッチャ銀メダリスト)から知事、千葉市長、県内の学生にオリンピックフラッグとパラリンピックフラッグが引き継がれた。

 同日、釣ヶ崎海岸では「一宮町サーフィン会場でも盛り上がろう!」としてプロサーファーによる競技実演などのステージイベントが行われたほか、ビーチクリーン、カウントダウンカレンダーの除幕式が催された。

 8月25日には、JR海浜幕張駅南口駅前広場でパラリンピックのカウントダウンカレンダー除幕式が行われ、トークイベントなどに加えて県立幕張総合高校合唱部と全盲のシンガーソングライター木下航志さんによるコラボレーションステージも披露された。

CHIBAにオリンピック・パラリンピックがやってくる!(開催1000日前イベント)

 オリンピックおよびパラリンピックの開催1000日前の節目に当たる2017年10月28日および11月29日には、成田国際空港株式会社、公益財団法人日本財団パラリンピックサポートセンター、競技団体等と連携して、開催1000日前を記念したイベントを開催した。

 10月28日、成田空港で「CHIBAにオリンピック・パラリンピックがやってくる!」として千葉交響楽団によるオープニングコンサートや東京2020組織委員会の室伏広治スポーツディレクターを招いた記念セレモニーなどを実施。VRを活用したサーフィン、ボッチャ、車いすレーサー体験会などが催された。また、3年前イベントに続いて1000日前イベントでも全盲のシンガーソングライター木下航志さんによるライブのほか、オリンピック・パラリンピック競技写真パネル展、パラスポーツ絵画作品展なども開催された。

 11月29日には、旭市総合体育館で開催された「パラスポーツフォーラム in CHIBA 2017」と連携したイベントを実施し、日本財団パラリンピックサポートセンターによる「あすチャレ! School」としてゴールボールの体験などが行われた。

CHIBAにオリンピック・パラリンピックがやってくる!~Tokyo 2020 2 Years to Go!~(開催2年前イベント)

 2018年7月下旬から9月上旬にかけては、東京2020大会に向けてさまざまなイベントを集中的に実施。オリンピック開催の2年前の節目となる7月24日には、サーフィン会場となる釣ヶ崎海岸と成田空港で記念イベントを開催した。

 釣ヶ崎海岸では、記念セレモニーにおいて「おもてなしCHIBAプロジェクト」で育てたひまわりで作られたフラワーアレンジメントの贈呈式を実施したほか、地元団体による子ども神楽・ダンスや県立一宮商業高校の生徒などによる「東京五輪音頭-2020-」の披露、参加者による「2」の人文字作成などのパフォーマンスを実施した。また、サーフィン日本代表「NAMINORI JAPAN」応援イベントも同時開催した。

 成田空港では、テコンドーの競技パフォーマンスやひまわり贈呈式などのセレモニーのほか、参加型イベントとして「県内開催競技を知ろう!夏休み謎解きラリー『チーバくんからの招待状』」(成田空港内探索イベント)が実施された。

 次いでパラリンピック開催2年前の節目となる8月25日、26日にはイオンモール幕張新都心においてイベントを開催し、記念セレモニーやフェンシングのパフォーマンスステージなどを実施したほか、「オール千葉おもてなし隊」結成式も行われた。

あと500日!オール千葉で応援しよう!(開催500日前イベント)

 2019年3月、3月12日のオリンピック開催500日前、4月13日のパラリンピック開催500日前を記念し、「あと500日!オール千葉で応援しよう!」フォーラムをイオンモール幕張新都心で開催。大会や県内開催競技を「オール千葉」で応援する機運を高めるため、県内の経済団体や企業、競技団体に広く周知し、約260人が参加した。同時に、イオンシネマ幕張新都心シアターで「スポーツを応援するチーバくん」のお披露目を行った。

 また、千葉県がホストタウンとして登録されているオランダの魅力を紹介するため、「オランダを知ろう!ホストタウンイベント」を実施して事前キャンプ受け入れに向けた機運を高めた。ホストタウンイベントでは、イオンモール幕張新都心において、オランダアスリートの競技写真やホストタウン紹介パネル等の展示、ホストタウンクイズ、「ミッフィー」のオリジナル缶バッジ作り、オランダ衣装体験、オランダストリートオルガン体験などが行われ、VRフェンシング・サーフィンの体験コーナーも設置された。

千葉にオリンピック・パラリンピックがやってくる!~Tokyo 2020 1 Year to Go!~(開催1年前イベント)

 2019年7月、オリンピック・パラリンピック開催1年前を記念し、イオンモール幕張新都心で「千葉にオリンピック・パラリンピックがやってくる!」としてオープニングセレモニーやステージイベントなどを実施。

 セレモニーには、オリンピックレスリング競技4大会連続メダル獲得の吉田沙保里さんや東京2020組織委員会の伊藤華英さん(元競泳女子日本代表)などが出演。ステージでは、東京2020オリンピックマスコット「ミライトワ」とパラリンピックマスコット「ソメイティ」、千葉県マスコットキャラクター「チーバくん」やオリンピアン・パラアスリート、オール千葉おもてなし隊オピニオンリーダーの保田圭さんなどが、県内競技や千葉県の取り組みを紹介した。さらに、参加者による県内開催競技応援メッセージフラッグの作成、競技体験、聖火リレートーチやホストタウン紹介パネルの展示などが行われ、各ブースとも大いに賑わった。

 一宮町では、一宮海水浴場で町主催のイベントを開催。プロサーファーの稲葉玲王選手によるトークショー、地元高校生による「東京五輪音頭-2020-」の披露、ビーチクリーン、参加者全員でのじゃんけん大会、参加者による「1」の人文字作成など、会場一体で楽しめるイベントとなった。

 これらの機運醸成イベントと併せて、県内開催競技を周知し、さらなる大会機運の醸成を図るため、競技紹介パネルや懸垂幕などによる広報を実施した。

東京2020大会の半年前に合わせた取り組み

 東京2020大会の1年延期を受け、2021年1月、千葉県は大会の半年前に合わせて、新型コロナウイルス感染症の影響が続く中でできる取り組みとして、県内開催競技への出場が内定している選手からのメッセージをホームページで紹介。併せて会場周辺の主要駅等で交通案内や観光案内などを行う都市ボランティア7人の大会に向けた思いを動画で紹介した。

 また、大会を身近に感じてもらえるよう、新デザインのポスターを制作し、県内JR主要駅、小・中学校、高校、郵便局、道の駅や市町村など約2,400カ所に配布。オリンピック・パラリンピック7競技が行われる幕張メッセに隣接するイオンモール幕張新都心の外壁には、新デザインの懸垂幕を掲げた。海ほたるパーキングエリアにおいては、県内開催8競技の紹介パネル等の展示を行った。

千葉市における機運醸成の取り組み

 千葉市では、県内で開催される競技への理解や関心を高め、機運醸成を図るため、県や一宮町と共同でカウントダウンイベントを開催。また、トップアスリートによる講演会を行うなど、さまざまな取り組みを推進した。

 開催2年前の2018年7月には、千葉都市モノレールにおいて、東京2020エンブレムや県内開催競技をデザインしたラッピング車両の走行を開始(2020年9月まで)。2019年3月には、開催500日前イベントを実施し、市役所や各区役所などに懸垂幕を掲出した。

 次いで2019年4月から5月には、千葉市科学館の企画展として「みんなのスポーツ展~ぼくもわたしもアスリート!?~」を開催。アスリートの記録や実際の競技に用いられる用具などの展示に加え、運動が苦手という人でもゲーム感覚で楽しめるコンテンツを用意して来場者を迎えた。

 そして開催1年前となった2019年7月には、千葉商工会議所および千葉県と連携し、中心市街地の商店街街路灯に東京2020エンブレムとスポーツを応援するチーバくんのバナーを掲出した。また、市ではJR海浜幕張駅前大型ビジョンをはじめとする各所での大会PR動画の放映を開始するとともに、同年8月には、京成バスの車体ラッピングおよび車内ジャック広告を実施した。

 さらに2020年3月には、JR千葉駅・モノレール千葉駅連絡通路およびJR千葉駅東口駅前広場のモノレール支柱に市内開催競技をPRする装飾を施した。

 大会が1年延期された後の2021年6月には、競技会場である幕張メッセ周辺においてラストマイル装飾を実施。同年7月には、リーフレット「TOKYO2020幕張メッセで7競技開催」を発行し、改めて市内開催競技を紹介したほか、大会に出場する「千葉市ゆかりの選手」の横断幕を千葉市役所連絡通路や区役所に掲出するとともに、ポスターを公共施設や商業施設へ掲示した。

 千葉市は2019年に「機運醸成等活動事業補助金」を設けて、市民団体や学生団体等が自主的に実施する大会機運醸成などを支援し、地元での大会開催を盛り上げる活動を支援した。

一宮町における機運醸成の取り組み

 2016年12月、東京2020大会のサーフィン会場が釣ヶ崎海岸に決定したことを受け、サーフィンを軸に町の魅力を発信するPR動画「SEE YOU IN THE WATER!」の上映をウェブサイト「サーフィンと生きる町。」や庁舎内等で開始した。

 2017年4月以降、町内の街路灯へのオリンピックエンブレムフラッグの掲出や「おもてなしの心」を伝えるポスターの掲示を行うなど、町ぐるみで開催地としての機運を高めてきた。

 また、サーフィン競技の普及のために、サーフィンの基本知識やルールなどをわかりやすく紹介するチラシ「ICHINOMIYA SURFING」を作成し、町民や各種イベント来場者に配布したほか、カウントダウンイベントなどの場で選手のトークショーや競技体験会を積極的に行ってきた。

 さらに、同年9月には「一宮町東京オリンピックサーフィン競技連絡協議会」、2018年1月には「長生郡市・夷隅郡市サーフィン競技応援連絡協議会」を設置。関係団体と大会関連情報を共有することで、大会の開催機運の醸成に向け、地域全体での連携の強化を図った。

 2019年3月には、サーフィン競技をより身近に感じてもらうため、オリンピックエンブレム入りのサーフボードを製作し、庁舎入口にカウントダウンボードと併せて展示した。同年9月には宮崎県で行われたサーフィン世界大会に先立って来訪したオーストラリア代表選手と一宮町立東浪見小学校の児童との交流会を開催。終了後には釣ヶ崎海岸でビーチクリーンを行った。同年11月には国道128号線沿いに、2020年3月にはJR上総一ノ宮駅東口にオリンピックエンブレム等の看板を設置するなど、大会への機運の醸成に取り組んだ。

チバミュージアムフェスタ2020

 2019年8月から2021年8月にかけて、千葉県教育委員会は県立美術館・博物館の合同企画による「チバミュージアムフェスタ2020」として「『オリンピック・パラリンピック』と千葉のスポーツ史」のパネル巡回展示を実施した(東京2020公認文化オリンピアード)。

 千葉県ゆかりの人々の活躍を中心に、オリンピック・パラリンピックと千葉県における近代スポーツのあゆみ、現代のスポーツ競技を支える県内企業の技術についても紹介した。

お問い合わせ

所属課室:環境生活部生涯スポーツ振興課企画調整班

電話番号:043-223-2449

ファックス番号:043-222-5716

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?