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東京2020オリンピック・パラリンピック > 東京2020大会千葉県開催記録誌/東京2020聖火リレー千葉県実施記録誌・記録映像 > 東京2020大会千葉県開催記録誌(テキスト版) > 第1部Ⅰ-2.東京2020オリンピック競技大会と聖火リレー
更新日:令和4(2022)年3月25日
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東京2020オリンピック聖火リレーは、東京2020大会の延期を受けて、当初予定のおよそ1年後となる2021年3月25日、福島県のナショナルトレーニングセンターJヴィレッジにおいてグランドスタート。グランドスタートの第一走者は「2011FIFA女子ワールドカップ」で優勝したサッカー女子日本代表「なでしこジャパン」のメンバーが務めた。
その後、聖火リレーは、新型コロナウイルスの感染状況から、一部の自治体では公道等でのリレー中止を余儀なくされたものの、「Hope Lights Our Way /希望の道を、つなごう。」をコンセプトに114日(移動日含め121日間)をかけて約1万人の聖火ランナーが47都道府県で聖火をつないだ。
2021年5月27日、千葉県では新型コロナウイルスの感染状況を踏まえ、終盤に実施する首都圏の自治体では初めてオリンピック聖火リレーの聖火ランナーの走行中止を判断した。
千葉県での聖火リレーは、2021年7月1日から3日までの3日間で実施し、当初は東京湾アクアラインのパーキングエリア「海ほたる」からスタートして、競技会場の釣ヶ崎海岸や幕張メッセ周辺など県内各地を、計258人・グループが走る予定であった。
この当初予定していた聖火ランナーの走行による聖火リレーに代えて、7月1日は県立蓮沼海浜公園第2駐車場(山武市)、2日は幕張メッセ駐車場(千葉市)、3日は松戸中央公園(松戸市)の各セレブレーション会場において、無観客で点火セレモニーを実施した。
237人の聖火ランナーがそれぞれの思いを込めてつないだ聖火は、最終日の7月3日、松戸中央公園で本県でのグランドフィナーレを迎え、希望の光として茨城県へと引き継がれた。
県立蓮沼海浜公園第2駐車場
幕張メッセ駐車場
松戸中央公園
蓮沼交流センター(山武市)→県立蓮沼海浜公園第2駐車場(山武市)
いいおかみなと公園(旭市)→いいおかユートピアセンター(旭市)
入船橋緑地広場〈川岸公園〉(香取市)→大土蔵付近(香取市)※舟により小野川を走行
2021年7月23日、新型コロナウイルスの感染拡大で史上初めて1年延期となった東京2020オリンピック競技大会が開幕した。
新設された国立競技場において、午後8時から無観客で開催された開会式には、選手約6,000人が参加した。
入場行進では、オリンピック発祥の地ギリシャを先頭に、あざやかな民族衣装を身にまとったり、国旗をデザインしたマスク、公式ブレザーを着用したりするなど、さまざまな姿の選手団等の行進が日本の有名なゲームの音楽に合わせて行われ、日本選手団ではレスリングの須﨑優衣(すさき ゆい)選手(松戸市出身)とバスケットボールの八村塁(はちむら るい)選手が旗手を務めた。
「United by Emotion(感動で、私たちは一つになる)」をコンセプトとする開会式の中では、日本の伝統文化やスポーツピクトグラムを活用したパフォーマンスなどが披露された。
そして、富士山とその上に輝く太陽をモチーフにした聖火台に聖火が灯され、大会が幕を開けた。
大会には、206カ国・地域から11,417人の選手(難民選手団を含む)が参加。開催地の東京は緊急事態宣言下にあったが、大会では、選手等に対する行動制限をはじめとする新型コロナウイルス感染症対策や競技の開始時間を変更するなどの暑さ対策等を講じながら、史上最多の33競技339種目が実施された。
日本からは過去最多の583人の選手団が結成され、金27、銀14、銅17の計58個とアメリカ、中国に次ぐ数のメダルを獲得。日本勢が新競技のスケートボードやサーフィンなどで活躍したほか、千葉県ゆかりの選手も、体操競技の橋本大輝(はしもと だいき)選手が個人総合と種目別鉄棒の2種目で金メダル、レスリングの須﨑優衣選手と柔道のウルフアロン選手もそれぞれ金メダルに輝くなど、見事な活躍を見せた。
8月8日の午後8時から国立競技場で始まった閉会式には、選手約4,500人が参加した。
「Worlds we share(一人ひとりの持つ異なる世界を共有しあって生きている)」をコンセプトとする閉会式の中では、各地の伝統的な踊りなどのパフォーマンスのほか、選手村や競技会場で大会運営を支えたすべてのボランティアに対して感謝を伝えるセレモニーも行われた。
閉会式の終盤には、東京都の小池百合子知事から、IOCのトーマス・バッハ会長を経て2024年開催都市パリのアンヌ・イダルゴ市長に五輪旗が引き継がれた。午後10時過ぎに聖火台の聖火が消されると競技場の上空に花火が打ち上がり、場内の大型スクリーンに「ARIGATO」の文字が大きく映し出され、東京2020オリンピック競技大会は17日間の日程を終えて閉幕した。
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