千葉県Chiba Prefectural Government
~ 千葉県にオリンピック・パラリンピックがやってくる ~
東京2020オリンピック・パラリンピック > 東京2020大会千葉県開催記録誌/東京2020聖火リレー千葉県実施記録誌・記録映像 > 東京2020大会千葉県開催記録誌(テキスト版) > 発刊に寄せて(千葉市長)
更新日:令和4(2022)年3月25日
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はじめに、IOC、IPC、東京都、組織委員会、千葉県をはじめ多くの関係者の皆様のご尽力により、千葉市の幕張メッセにおいて、オリンピック・パラリンピック7競技が無事開催されましたこと、また聖火リレーの点火セレモニーにより、多くの方の思いのこもった火がつながりましたこと、心から敬意と感謝を申し上げます。
今大会は、新型コロナウイルス感染症が収束していない厳しい状況下において、無観客による史上例を見ない異例の開催となりましたが、世界中から参加したアスリートをはじめ、本市ゆかりのアス
リートや、市内開催競技での日本代表選手の大活躍は、千葉市民にとって特に強く印象に残り、多くの感動を与えてくれたものと確信しています。
さて、競技会場都市である本市は、東京2020大会を成功に導くとともに、準備から開催までに都市としてどこまで成長できるかが最大の意義であるという認識のもと、海浜幕張駅南口におけるエレベーター・エスカレーターの設置や、会場周辺の歩道の段差解消などのバリアフリー整備を行ったほか、ボランティア活動を支援するネットワークの設置、県・経済界等と連携した機運醸成イベントの実施など、オール千葉の一員として様々な取組を進めてまいりました。
特に、パラリンピック開催を共生社会実現の最大の機会と捉え、幕張メッセ会場を満員にしようと、市内で開催されるパラスポーツ大会に併せた産学官連携による集客イベントや、障害の有無に関わらず交流できるスポーツイベントなどを行い、機運を盛り上げるとともに、パラスポーツへの理解・関心を高め、障害のある人のスポーツ参加を促進するほか、オリ・パラ教育では、パラスポーツを授業の一環に位置づけるなど、パラスポーツの推進に重点的に取り組んでまいりました。
これまでの取組の成果に加え、パラリンピックでのアスリートの活躍などにより、「パラスポーツは障害者だけが行うスポーツではない」と、人々の認識が変化していると感じることが多くなりました。今後も障害のある人もない人もともに交流できるまちづくりを推進し、価値のあるレガシーとして後世に引き継いでまいります。
結びに、本記録誌が千葉県における東京2020大会の足跡を示す記録となり、多様性を尊重した共生社会の実現など更なる都市の発展に寄与する貴重な資料として広く活用されることを祈念し、発刊に寄せる挨拶といたします。
千葉市長 神谷俊一(かみや しゅんいち)
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