Wanted doctor at Chiba prefectural hospital
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更新日:令和6(2024)年10月28日
心不全は入退院を繰り返すことが多く、その経過の中で徐々に終末期へと移行していきます。そのため入退院をできるだけ予防し、自宅で患者さん自身のよりよい生活を継続していくための支援が重要になります。
私は3次救急医療の役割を持つ病院で勤務し、急性期の患者さんと関わることもあれば、心臓リハビリテーションで外来の患者さんの支援を行うこともあります。さらに終末期患者さんの看護を行うこともあり、幅広い看護が必要とされます。
様々な場面で患者さんに合わせた看護を提供するためには、患者さんとその家族を知り、生活背景や社会背景などもよく知るよう努めています。また心不全に興味を持ってもらい、心不全看護についての不安や疑問が少しでも軽減できるよう、スタッフへの支援も頑張っていきたいと思っています。
なぜ私が看護師になろうと思ったのか。それは一番自分の苦手である「人と話す」ことを克服したいと思ったからです。人と話すことが苦手、でも人を(自分)を知りたいとも思う、そんな理由で飛び込んだ看護師の世界。あれから20年以上の時間が過ぎ、私は脳卒中領域に特化した認定看護師として活動しています。
認定看護師になろうと思ったきっかけは、脳卒中の後遺症としてある高次脳機能障害・麻痺・失語症を呈した患者さんをより理解して、患者さんのこれからを一緒に考えられる看護師になりたいと思ったからです。学んだ知識、経験を患者さんに還元できるよう日々模索し、悩み、苦しみもある中、やはり患者さんの生きる力に励まされながら活動しています。
今、私は人と話すことが好きです。これからも「(その)人を知りたい」と思う気持ちを軸に目の前の患者さんに寄り添っていける看護師でありたいと思います。
私は、2023年に集中ケア認定看護師資格を取得しました。看護師3年から4年目くらいの頃に、看護実践をしている中で「このアセスメントは本当に最新の根拠に基づいているのかな」「もっと深く看護を学んで専門性を高めたいな」「今後のキャリアはどうしよう」と言った漠然とした気持ちが、今思えば認定看護師を目指そうと思ったきっかけでした。まだまだ認定看護師としては新米ですが、患者・家族が置かれている状況を一つ一つ丁寧にアセスメントし、看護実践に繋げられるよう努めています。
また、当院は三次救急という特殊な環境であり、急な発症により患者・家族の今までの生活が一変します。身体的、精神的、社会的に高い侵襲を受けた刻一刻と状況が変化していく患者・家族の状態をアセスメントし、迅速に看護を提供することの難しさを日々実感しています。人工呼吸管理や補助循環装置など生命の危機的状況にある患者の状態を深く考え、集中治療領域における認定看護師として、フィジカルイグザミネーションや検査データ、画像所見等から得られる情報を分析・解釈、実践することの難しさや楽しさを一緒に学びましょう!
当院の精神科は、日本初の精神科救急病院である、千葉県精神科医療センターを前身としています。
精神科というと、特別なイメージを持たれる方も多いと思います。しかし、精神科で見られるうつ状態や、幻覚、妄想といった症状は、人生の辛さに耐えた結果、現れたものでもあります。そのため精神科看護では、症状だけではなく、患者さんの人生そのものを見つめ、寄り添うことが必要となってきます。
患者さんに笑顔が戻るように、スタッフ一丸で、人生を見つめ、寄り添う看護を行っています。また、患者さんは「鏡」であり、スタッフが笑顔でなければ、患者さんも笑顔にはなれないと考え、笑顔を絶やさずに働ける職場を目指しています。(ほぼ、達成しています!!)
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