Wanted doctor at Chiba prefectural hospital
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更新日:令和6(2024)年10月28日
私は千葉県がんセンター外来診療部に所属し、外来看護とリンパ浮腫療法士としてリンパ浮腫外来を担当しています。私が千葉県がんセンターで働くきっかけは「がんセンターの看護師なら一人の患者さんに長く寄り添えるのではないか」と以前所属していた病院の医師からの勧めでした。
看護師という仕事は、病いになりいちばん苦しい時期を患者に寄り添い、ともに歩むという役割があると思います。リンパ浮腫療法士を目指すきっかけとなったのも、がんになり両足のむくみで辛い思いをしている患者さんとの関わりからでした。
リンパ浮腫外来では形成外科医が蛍光リンパ管造影によりリンパの流れを確認し、リンパ浮腫の診断を行います。リンパ浮腫療法士は、リンパドレナージを実践し患者さんがセルフマッサージの手技を確立できるよう指導します。リンパ浮腫は、セルフケアの継続が重要となるため生活上の注意点や弾性着衣による圧迫の必要性を説明し、症状の変化や患者さんの生活背景にも注目し支援しています。
当センターは、がん専門病院として長い歴史と経験、そして人を育むための継続的な教育や研修が行われており、看護師として経験を重ねられる環境が整っています。患者さん、ご家族、そしてスタッフとの関わりにより個人としても成長できる場所であることを日々実感しています。
栄養サポートチーム(以下NST)の仕事は、患者さんの適切な栄養管理が仕事です。栄養状態の改善は疾患の治療効果、合併症の予防だけでなくQOLを高め、在院日数を短くし医療費の削減にも繋がると言われています。
NST委員となり、栄養の知識もない所からのスタートでした。活動を始めてからは、職種間の垣根を越えチームで個々の患者さんの体格や病状に合わせた栄養治療を実施することで、栄養状態が改善したためNSTの必要性を実感し、栄養について更に学びたいと考えるようになりました。
看護師は24時間、患者のもっとも側にいる職種であり、多くの情報を得ています。その情報をチームと共有し、栄養管理の早期対応を行える強みがあります。NSTを通して患者さんが1日でも早くいつもの生活を取り戻せるようにと思いながら活動しています。
喘息やアトピー性皮膚炎、食物アレルギーなどの小児のアレルギー疾患は、適切に治療や自己管理を患者・家族が実行できれば、症状が持続することなくコントロールが可能になってきています。そのため、入院治療をすることは減ってきていますが、家での毎日の自己管理が求められ、患者教育の重要性が高まっています。こどもの成長過程、発達段階に沿った自己管理が治療の大きな鍵を握ります。
私はこども自身が「その子らしく」前向きに治療に取り組めるように、また、日々の生活の中で「その子のために」自己管理が実行できる方法をこども本人・家族と一緒に考えていくことを大切にして、寄り添った看護を提供していきたいと思っています。
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