Wanted doctor at Chiba prefectural hospital

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更新日:令和5(2023)年5月30日

認定看護師からのメッセージ

緩和ケア認定看護師・中村  朋美(がんセンター)

がんセンター 中村さん2人に1人が、がんを患う社会となり、早期から緩和ケアの介入は、つらい症状を和らげるだけでなく、つらさを緩和することで、病気と向き合いながら生活を送ることに繋がると思います。患者である以前に「1人の生活者」であることを決して忘れてはいけないと思います。緩和ケア認定看護師として、患者さんとご家族が抱える様々なつらさを、今、そして最期の時まで「生きる」方法を考える選択肢を様々な視点から提供し、最善の選択ができるようサポートしていきたいと思います。そして、患者さんとご家族の意思を尊重し、大切な時間を過ごせる環境を提供できるよう日々邁進しています。

感染管理認定看護師・岩田  浩幸(救急医療センター)

救急 感染管理 岩田さん 感染管理認定看護師の役割は、感染に関する専門的な知識と技術を用いて、医療施設を利用する患者や家族、現場で働くすべての人を感染のリスクから守ることになります。感染対策は一人で行うことはできません。その役割を担うために、ICTメンバーやリンクナースの協力を得ながら、最新の知識や技術を医療施設内で実践し、また、組織横断的に多職種と協働できる能力が必要と考えています。令和2年は新型コロナウイルス感染症の流行によって、今まで医療施設で実践していた感染管理・対策が大きく変わる年になりました。こうした新しい感染症に対しても、いち早く正確な情報を集め、現場の感染対策を進めることも重要な役割といえます。今後も自己研鑽に励み、すべての人を不要な感染から守れるよう感染管理を実践したいと考えています。

訪問看護認定看護師・安田  貴子(精神科医療センター)

精神 安田さん 今年7月に訪問看護認定看護師に合格しました。私は、本年度4月からアウトリーチセンターで通院困難患者や治療中断者への在宅支援を中心とした訪問活動を行っています。入院した患者さんは、治療の場所を病院から地域に移すことで、治療中心から生活が中心となり、その中に治療を取り入れた形に変化させます。患者さんのストレングス(強み)を生かし、治療を継続しながら充実した生活を送れるよう寄り添う看護をしていきたいと思います。当センターの基本戦略である、即応・集中・継続・包括医療の中で、訪問看護が担う役割は重要と感じています。多職種による訪問、フットワークの軽さと面倒見の良さが当センターの自慢です。

摂食・嚥下障害認定看護師・藤岡  直子(こども病院)

こども藤岡さん「摂食・嚥下障害」と聞くと、食べる機能が損なわれた状態と感じるかもしれませんが、食べる機能は生まれながらに備わっているわけではありませんん。様々な味や食感を経験し、その経験を積み重ねることで少しずつ発達していきます。そういう意味では、お子様にとっての「摂食・嚥下障害」は「摂食・嚥下機能の発達の途中」といえるかもしれません。お子様やご家族が食べる楽しみを感じられるように、安全に配慮しながら、その子に合った摂食嚥下ケアを提供していきたいと思っています。また、私は、「栄養サポートチーム」の一員でもあります。入院しているお子様やご家族が早期に退院できるように、栄養状態の改善に取り組んでいきたいと思っています。

集中ケア認定看護師・赤石  直毅(こども病院)

こども 集中ケア 赤石さん集中ケア分野での看護師の役割は、多職種と共に生命危機に陥っている子どもの生命を守り、支える事です。そのためには、子どもの些細な変化を見逃さないことが大切です。集中ケアを受けている子どもは人工呼吸器や深い鎮静を行っている場合が多く、自分で苦痛を訴えることが難しい状態です。更に新生児や乳児・幼児は、言葉で思いを医療者に伝えることが難しいため、子どもの声にならない訴えを、五感と自己の知識を元に敏感に感じ取りながら評価し、より早期に元のA D Lを取り戻せるようにケアを提供しています。そして、子どもの状態をいち早く把握し、早期介入できるようにスタッフ教育(フィジカルアセスメントなど)にも力を入れています。小児は成長発達の違いや、予備力が成人に比べて少ないなどの特徴から、より集中ケア分野の知識・技術が重要であると考えて日々看護に取り組んでいます。

脳卒中リハビリテーション看護認定看護師・並木 亜希子(救急医療センター)

救急 脳卒中リハビリテーション看護 並木さん 脳卒中リハビリテーション看護認定看護師の役割は、「重篤化を回避」「早期リハビリテーションの促進」「今後を見据えた生活再構築のための生活支援」と多岐にわたります。認定看護師になり5年が経過しました。多くの経験の中、失語症のある患者への関わりは毎回思考錯誤しています。失語症と言っても人それぞれに症状は違います。自分の思いを伝えられず感情的になる方・自分なりのコミュニケーションツールを確立される方など、多くの事を関わりから学ばせてもらっています。「患者にとって一番の理解者(代弁者)でありたい」と思い、常に寄り添いその人の生活を再構築できる一助となれる看護を提供できるように取り組んでいます。

がん性疼痛看護認定看護師・田上  千佳子(佐原病院)

佐原 田上さん がん患者さんの痛みは身体的なものだけで表すことは難しく、精神的・社会的・スピリチュアルな苦痛が相関していると言われています。そして痛みは主観的なもので、患者さん個々で痛みの程度や痛みの意味も違ってきます。がん性疼痛看護認定看護師として、患者さんが痛みによって日常生活にどのような支障を来したしているのか、痛みによって諦めることを余儀なくされることが少しでも軽減でき、その人らしい日常が送れることを目標として、日々看護を行っています。また当院は在宅医療が充実しているため、がん患者さんが住み慣れた自宅で最期まで過ごすことも多く「ときどき入院、ほぼ在宅」を目指し、組織横断的に活動しています。

 

訪問看護認定看護師・石毛 千尋(佐原病院)

佐原 石毛認定看護師 私は千葉県立佐原病院併設の訪問看護ステーションに勤務し、乳幼児から高齢者まで医療依存度の高い患者さんや終末期患者さんの訪問看護を行っています。自宅で最後まで過ごしたい患者さんが安心・安全に過ごせるように、理念である「あきらめない看護・患者家族に寄り添う看護」を大切にしています。患者さんの話をよく聞き、生活の質向上・維持が出来るように残存機能を評価し患者家族と一緒に考え個々に合わせた看護を提供しています。私の役割としては患者家族の想いを傾聴し「最後まで住み慣れた自宅で過ごしたい」願いを実現するためにスタッフ間の情報共有や多職種連携を図り不安な要因(症状コントロール・セルフケア・家族介護・緊急時対応等)をアセスメントし一つ一つ丁寧に関わりチームで看護を提供していくことだと考えています。これからも在宅医療の充実と推進を図れるように患者家族中心の看護を提供していきたいと思います。

創傷管理特定看護師・皮膚排泄ケア認定看護師・鈴木  由加(循環器病センター)

 特定行為に係る研修制度は、医師の判断を待たずに手順書により一定の診療の補助を行うことができる看護師を育成するものです。私は平成29年度日本看護協会特定行為研修<創傷管理モデル>を受講し、『持続点滴中の高カロリー輸液投与量の調整』『脱水症状に対する輸液による補正』『褥瘡または慢性創傷の治療における血流のない壊死組織の除去』『創傷に対する陰圧閉鎖療法・創部ドレーンの抜去』について医師の包括指示のもと手順書を基に病態を確認、判断特定行為を行うことが可能になりました。急性期から在宅などの様々な場において、褥瘡や慢性創傷が発生した患者に対し、高度な創傷管理の早期介入で重症化を予防し、治癒促進を目指します。特に在宅や外来では日常的に医療が必要な患者に対し、重症褥瘡などの創傷管理、水分出納、栄養状態の管理の提供により、安全で安心できる療養生活が継続できるように支援していきたいと思っています。

栄養サポートチーム・堀川 真弓(救急医療センター)

救急 NST 堀川さん 栄養サポートチーム(以下NST)の仕事は、患者さんの適切な栄養管理が仕事です。栄養状態の改善は疾患の治療効果、合併症の予防だけでなくQOLを高め、在院日数を短くし医療費の削減にも繋がると言われています。NST委員となり、栄養の知識もない所からのスタートでした。活動を始めてからは、職種間の垣根を越えチームで個々の患者さんの体格や病状に合わせた栄養治療を実施することで、栄養状態が改善したためNSTの必要性を実感し、栄養について更に学びたいと考えるようになりました。看護師は24時間、患者のもっとも側にいる職種であり、多くの情報を得ています。その情報をチームと共有し、栄養管理の早期対応を行える強みがあります。NSTを通して患者さんが1日でも早くいつもの生活を取り戻せるようにと思いながら活動しています。

DPAT(災害派遣精神医療チーム)・木村 公祐(精神科医療センター)

精神 DPAT 木村さん 当院は精神科の急性期医療を担っています。また、DPAT(災害派遣精神医療チーム)の活動にも力を入れており、これまでも、多くの災害現場で、被災者の方々に精神的ケア活動を行ってきました。災害看護と聞くと、日常で行っている看護とは異なる、特別な事を想像される方も多いかと思います。しかし、日常の精神科看護も、災害看護も「一人でも多くの命を救う。一人でも多くの笑顔を取り戻す」という目標に向かい、活動を行っている事に変わりはありません。精神の急性期状態で苦しんでいる方々の看護の一つ一つを着実に積み重ねていく事が不測の災害に対し、万全を期した被災者救護活動に繋がると考えています。今後もチームの一員として活動していくため、日々の看護を大切にしていきたいと思っています。

糖尿病療養指導士・齋藤  真須美(佐原病院)

糖尿病療養指導士・齋藤 さん 私は外来配属になり3年目になります。糖尿病外来では、患者さんやご家族への指導や相談、自己注射を導入する患者さんとご家族のお手伝いをさせていただいています。また、透析予防外来では、糖尿病性腎症の進行を抑えるために、医師、管理栄養士と協力して療養指導に取り組んでいます。療養指導において大切にしていることは、患者さんの生活を知るということです。患者さんの思いや生活背景をよく聴き、暮らしぶりにあったセルフケア方法を患者さんと一緒に考えていきたいと思っています。一人では解決困難なことも、チームで協力することで解決の糸口が見つかることがあります。一緒に学び、悩み、そして喜ぶ仲間が一人でも増えてくれることを願っています。

糖尿病療養指導士・實籾  恵子(こども病院)

こども實籾さん こども病院の外来に勤務し、糖尿病療養指導士としての活動を行っています。当院には3歳前後の幼児から20歳台までの糖尿病の患者が約100人います。小児期は入園や就学、進学などこどもを取り巻く環境も大きく変化するため成長発達や環境に配慮した関りが必要となります。生活を振り返り今後の対処方法を患児・家族と一緒に考えて生活調整したり、インスリン注射や血糖測定の指導を行ったりしています。また、医師・栄養士・皮膚排泄ケア認定看護師と協働し、自分の病気を知ってもらうために糖尿病教室を開催しています。成長発達に合わせたセルフケアを促せるように支援し、自分らしく生きていくことの大切さを伝えていくようにしています。

リンパ浮腫療法士・根本  恵美(がんセンター)

リンパ浮腫療法士・根本さん 私は千葉県がんセンター外来診療部に所属し、外来看護とリンパ浮腫療法士としてリンパ浮腫外来を担当しています。私が千葉県がんセンターで働くきっかけは「がんセンターの看護師なら一人の患者さんに長く寄り添えるのではないか」と以前所属していた病院の医師からの勧めでした。看護師という仕事は、病になりいちばん苦しい時期を患者に寄り添い、ともに歩むという役割があると思います。リンパ浮腫療法士を目指すきっかけとなったのも、がんになり両足のむくみで辛い思いをしている患者さんとの関わりからでした。リンパ浮腫外来では形成外科医が蛍光リンパ管造影によりリンパの流れを確認し、リンパ浮腫の診断を行います。リンパ浮腫療法士は、リンパドレナージを実践し患者さんがセルフマッサージの手技を確立できるよう指導します。リンパ浮腫はセルフケアの継続が重要となるため生活上の注意点や弾性着衣による圧迫の必要性を説明し、症状の変化や患者さんの生活背景にも注目し支援しています。当センターはがん専門病院として長い歴史と経験、そして人を育むための継続的な教育や研修が行われており、看護師として経験を重ねられる環境が整っています。患者さん、ご家族、そしてスタッフとの関わりにより個人としても成長できる場所であることを日々実感しています。

弾性ストッキングコンダクター・藤田 智子(循環器病センター)

循環器 藤田さん 弾性ストッキングコンダクターは、静脈疾患やリンパ管疾患の治療のひとつである弾性ストッキングの着用について指導を行う資格です。2020年5月から慢性静脈不全による静脈性潰瘍の圧迫療法が加わり、資格名称が「弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター」となりました。静脈疾患外来では下肢静脈瘤や深部静脈血栓症の患者様が多く受診されます。その患者様に合った指導の必要性を感じ、2019年に資格を取得しました。下肢の浮腫や痛みなどの苦痛症状を緩和し悪化を予防するため、弾性ストッキングが正しく継続して着用できるよう活動していきたいと思います。

 

 

お問い合わせ

所属課室:病院局経営管理課医師・看護師確保対策室

電話番号:043-223-3969

ファックス番号:043-225-9330

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