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救急救命士の病院実習にご協力をお願いいたします!
心肺停止患者の救命率を向上させるためには、その場に居合わせた人による応急手当て、搬送時の救急救命処置など病院に行く前に処置が講じられることが必要です。そのため、いち早く現場に駆け付ける救急隊員、中でも特別の教育を受け国家資格を取得した救急救命士の業務の向上が重要となっています。
救急救命士の業務拡大として、医師の包括的指示下による除細動の実施が平成15年4月から行われています。平成16年からは、必要な講習、病院での実習により知識・技術を取得した救急救命士が医師の指示下で行う気管挿管が認められることとなりました。
さらに、平成18年には、心肺停止状態の患者へのエピネフリン投与、平成23年にビデオ硬性挿管用喉頭鏡を用いた気管挿管、平成26年には、心肺停止前の患者に対して行う「乳酸リンゲルを用いた静脈路確保及び輸液」「血糖測定と低血糖発作症例へのブドウ糖溶液の投与」が追加されました。
その中で、気管挿管の病院実習は、全身麻酔で手術を受ける患者さんを対象に同意を得て行いますが麻酔科の専門医が常時付き添って指導に当たり、通常の麻酔科医が行う際と同様の安全性を確保しながら実習を行います。
また、前日までに麻酔科医と救急救命士が一緒に患者さんへ麻酔方法や安全性についてご説明します。
誰もが不慮の事態で急に心臓が止まり、救急隊の処置を受ける可能性があります。
そのため、救急救命士の能力を高めることは、とても重要であり、救急救命士による病院での気管挿管の実習は心肺停止患者の救命率を向上させることにつながります。
救急救命士による病院での気管挿管実習に関して県民の皆様のご理解とご協力をお願いいたします。
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