避難所生活のポイント
さまざまな年代、性別、立場の人が集まり、同じ空間で生活する避難所生活では、誰もが安心して生活できるように、お互いに協力をして快適に暮らせる環境を整えることが大切です。
生活ルールの順守
- 起床や就寝の時間、トイレの使い方、喫煙場所、ペット同伴の可否など避難所のルールを守りましょう。
- ほかの人の居住スペースに立ち入ったり、のぞいたり、大声をあげたりするのはマナー違反です。
健康や衛生の管理
- かぜやインフルエンザを予防するため、手洗い、うがいをしましょう。換気、マスク、十分な睡眠も有効です。
- トイレや浴室などの衛生を保ちましょう。発災後にトイレが使用できない場合に備えて簡易トイレなども備蓄しておくと便利です。
- トイレに行くのを我慢しないようにしましょう。(平均的な使用回数は1日5回)
- 長時間同じ姿勢で足を動かさないと、エコノミークラス症候群になるおそれがあるため、定期的に体を動かすようにしましょう。
食事
- 食事は、支援物資で届きやすい、おにぎりやパンといった炭水化物中心の食事に偏ってしまいがちのため、なるべく温かく栄養バランスのよい食事をとるよう心がけましょう。
- 水分は1日3リットルを目安に補給しましょう。
- 食中毒の予防のため、手洗い、消毒、賞味・消費期限の確認をしましょう。
ベッドやプライバシーの確保
- 段ボール型のベッドは、誰でも簡単に組み立てられ、床のほこりを吸い込みにくくなる、床の冷気が伝わりにくくなる、床を伝わる振動が伝わりにくくなるといった点でも有効です。
- プライバシーの確保のために間仕切り(パーテーション)などがあると便利です。
防犯
- 避難所では窃盗や詐欺、性犯罪、押し売りなどの犯罪に注意して、怪しい人を見かけたら、警察官や施設担当者に連絡しましょう。
車中泊避難の注意点
やむをえず、車中泊避難をする場合は、以下の点に注意の上で連続して車内で長時間過ごすことを避けるようにしましょう。
- 車内で長時間、同じ姿勢でいることを避け、1時間に1回を目安に体を動かす。
- 横になる際はシートを倒して、寝返りできるスペースを確保する。
- 一酸化炭素中毒の危険性があるため、エンジンをかけっぱなしにしない。
- 車上荒らしにあわないように、外から見えるところに貴重品を置かず、車を離れる際は施錠を忘れないようにする。
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