ここから本文です。

印刷

更新日:令和7(2025)年1月31日

ページ番号:725029

竜巻

竜巻とは

竜巻のイラスト

積乱雲に伴う強い上昇気流により発生する激しい渦巻きで、多くの場合、漏斗状または柱状の雲を伴います。台風や寒冷前線、低気圧などに伴って発生します。

竜巻が発生すると、短い時間で狭い範囲に集中して大きな被害をもたらすことがあり、注意が必要です。

また、移動スピードが非常に速い場合があり、過去には時速約9キロメートル(秒速25メートル)で移動したものもあります。

竜巻が発生する兆し

竜巻は、発達した積乱雲に伴って発生します。発生する前には、その兆しが見られます。

竜巻をもたらすような積乱雲の接近

  • 低く黒い雲(積乱雲)が接近する
  • 雷鳴や雷光が見える
  • 急に冷たい風が吹く

竜巻をもたらすような積乱雲による現象

  • 窓や壁に打ち付けるような強い雨や風
  • ひょうの落下

竜巻が発生する兆しに気が付いたら

兆しに気づいたら、自らすぐに身を守る行動をとるようにしましょう。

屋内にいる場合

  • 雨戸、窓、カーテンを閉める。
  • 建物の中心部に近い安全な部屋に移動する。

屋外にいる場合

  • 屋内に退避する(大雨や雷に遭う可能性も。早めの退避を!)
  • 人が集まる屋外行事、テントの使用、高所作業等をしている場合は早めに避難!

竜巻の接近

竜巻が発生・接近している様子が見えたら、ただちに退避しましょう。

また、建物の陰に隠れている場合や、夜間の場合には、建物を目視できない場合があります。以下のような現象が見られたら、ただちに退避行動をとるようにしましょう。

  • 黒い雲の底が漏斗状に垂れ下がる
  • 物やごみが巻き上げられ飛んでいる
  • 土煙が近づいてくる
  • 「ゴーッ」という音がする
  • 気圧変化により耳に異常を感じる

竜巻が接近したときの退避行動

飛散物が飛んできて、建物の窓や壁を突き破る可能性があります。

直ちに飛散物から身を守る行動をとりましょう。

  • 車庫や物置、プレハブを避難場所にしない
  • 窓やドア、外壁から離れる
  • 家の1回で中心部に近い、窓のない部屋や地下室へ
  • コンクリート政党の頑丈な屋内へ
  • 頑丈な建物等はない場合は、頑丈な構造物のそばにうずくまったり、側溝に伏せる。

竜巻に関する情報

竜巻などの激しい突風が予想される場合には、時間経過および突風の発生可能性に応じて、気象庁から段階的に情報が発表されます。

段階的な気象情報の発表

発表情報及び時期

各段階における基本的な対応

気象情報(随時 前日や当日朝など)

  • 行動計画の点検、危険回避行動などを検討する。
  • 今後の気象情報(雷注意報など)に注意する。

雷注意報(数時間前)

  • 安全対策に時間を要する場合は、もしもの時の危険回避行動を確認する。
  • 周辺の気象状況の変化や今後の気象情報(竜巻発生角度ナウキャストなど)に注意する。

竜巻注意情報(竜巻が今にも発生するまたは発生している可能性がある)

  • 発達した積乱雲が発生しており、積乱雲の近辺では竜巻等が発生しやすい気象状況である。
  • 竜巻発生角度ナウキャストで、竜巻等が発生する可能性がある地域を確認する。
  • 安全確保に時間を要する場合には、1時間先までの予測も利用して早めに危険回避の準備をする。
  • 周囲の空の変化に注意し、積乱雲が近づき兆しがあれば、危険回避行動をとる。

竜巻発生角度ナウキャスト(常時10分毎)

※竜巻の発生確度を10キロメートル格子単位で解析し、その1時間後(10分から60分先)までの予測を行うもので、10分ごとに更新して提供されます。

  • 発生角度2 竜巻などの激しい突風が発生する可能性があり注意が必要である
  • 発生確度1 竜巻などの激しい突風が発生する可能性がある

※竜巻発生確度ナウキャストでは、気象ドップラーレーダーなどから「竜巻が今にも発生する(または発生している)可能性の確度」を推定し、これを発生確度という用語で表す。

※気象庁ホームページより作成

より良いウェブサイトにするためにみなさまのご意見をお聞かせください

このページの情報は役に立ちましたか?

このページの情報は見つけやすかったですか?