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液状化現象とは、地震の揺れによって地盤が液体状になる現象のことを言います。
埋立地や河川沿いなど、砂地盤で地下水位が高い場所で、液状化現象が発生することが懸念されます。
砂地盤で地下水位が高い場所は、砂が緩く積もった状態で粒子同士が支えあい、隙間を地下水で満たされています。地面が揺すられると粒子同士の支えが外れて水に浮いた状態になり、地下水位が上昇します。
※出典 国土交通省ウェブサイト「液状化現象について」
地下水位が地表まで達すると地面が液体状になりますので、建物や電柱等は支えるものが失われて傾き、マンホールや地下に埋設された浄化槽などは浮力で浮き上がることがあります。また、道路が陥没したり波打ったりして、移動が困難になることがあります。
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※提供 浦安市立中央図書館(浦安市立中央図書館「浦安市における東日本大震災の記録」)
液状化により、水道管が大きな被害を受けて水があふれ出したり、断水することでトイレや飲料水・風呂等の日常生活も大変不便になりました。
また、液状化とともに地上に噴出した土砂が乾くと砂埃となって舞い上がり、目やのどを痛めるなど健康面でも影響が発生しました。
地震時に一度液状化した地盤であっても、再液状化する危険性があり、注意が必要です。実際に、千葉県東方沖地震(1987年)で液状化した地域においても、平成23年東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)で再度液状化が発生したところが多くありました。
※液状化現象をアニメーションや実験で、過去の被害状況を映像で紹介しています。
※東日本大震災による液状化被害の概要や詳細分布調査結果等についてまとめられています。
これらのマップの詳細は、「ちば地震被害想定のホームページ」に掲載しています。
また、これらのマップを含んだ「千葉県地震防災地図」を作成しています。
※液状化による住宅の被害や、液状化対策についての相談先について掲載しています。
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